プロジェクト 01 / 1988
McLaren MP4/4.
1:2 エンジニアリング
アーティファクト。
一般的なスケールモデルではない。1:2という大きさで、プロポーション、構造、素材、そして存在感そのものを探るエンジニアリング・オブジェクト。

01 / オブジェクト
寸法は半分。
存在感は、それ以上。
全長約2メートルのプロジェクト 01は、模型、彫刻、機械の境界に存在する。1:2というフォーマットは原型の視覚的ロジックを保ちながら、確かな物理的存在感を持つオブジェクトを生み出す。
スケール≈ 1:2
全長2000 mm
全幅1064 mm / 988 mmm
参照年代1988
CAD開発800–900 h
製作≈ 400 h

02 / なぜ 1:2 なのか
スケールが、存在感へ変わる。
1:2になると、見慣れたF1のプロポーションはもはやミニチュアには見えない。ホイールは実体を持ち、サスペンションには機械的な重量感が生まれ、ボディワークは実車のように空間を占有し始める。

03 / 開発
CADだけでは足りない。
デジタルモデルが構造の基礎を決めた。しかし最終的な判断は、実際に作る過程から生まれた。エッジ、面、スタンス、部品同士の関係は、物理的なオブジェクト上で磨き上げられた。



04 / エンジニアリング
視覚言語そのものが構造である。
サスペンション・ジオメトリ、ホイール位置、空力面、細いセンターボディは装飾ではない。これらがオブジェクトの性格を決定し、ひとつの整合した物理アセンブリとして機能する必要があった。



05 / 素材と構造
模型を拡大したのではなく、
ひとつのオブジェクトとして製作。
プロジェクト 01は、コンポジット外皮、構造コア、3Dプリント部品、加工金属ディテールを組み合わせている。それぞれの素材を、形状、剛性、表面、精度、機械としての説得力という最適な役割に用いた。

コンポジット形状と表面
構造コア剛性とジオメトリ
3Dプリント部品複雑な部品ディテール
金属機械的・視覚的精度

07 / ディテール
アーティファクトは、近くで見ることで理解できる。
面のつながり、機械的な接合部、タイヤ、コクピットのエッジ、手仕上げされた部品。そのすべてが全体のシルエットと同じ重要性を持つ。





08 / ホイールとタイヤ
それ自体が物理的存在感を持つコンポーネント。
このスケールでは、タイヤは小さな付属品ではなくなる。質量、幅、レタリング、表面がアーティファクトを決定づける要素となる。

09 / レンダリングではなく、実物
完成したオブジェクトは、現実の空間に存在する。
プロジェクト 01は実在するアーティファクトとして撮影される。光は実際の表面に反応し、タイヤには重量があり、どの視点からも物理的に製作された結果が現れる。

